弱法師(よろぼし)

切り絵「弱法師」
切り絵「弱法師」

能「弱法師」(よろぼし)をテーマに制作した和紙絵画(切り絵貼り絵)作品。


M10号

友禅和紙 出雲民芸紙

箔押し紙 土佐天具帖

2021年制作

150,000(税込165,000)円



能「弱法師」のストーリー

昔、天王寺に「弱法師」と呼ばれる少年乞食がいた。

名前は俊徳丸。

讒言によって家を追われ、

伝染病に罹り失明して

今は物乞いの境涯。


能「弱法師」は、陰惨な生活も不幸もそれを奪うことのできなかった梅の香のような詩心が、天王寺のざわめきの中に、くっきりとした一種の爽やかさで浮かび上がってくる。

「能楽百番」増田正造より